

【Bernard Ouchard /ベルナルド ウーシャ】
[1925 Mirecourt – 1979 Vittel]
本作は1960年頃に製作された一本です。
ベルナール・ウシャールは、ウシャール家三代目の弓製作家です。父であり師でもあった E.A.ウシャールのもとで弓製作を学び、その影響を強く受けながら技術を身につけました。
兵役を終えた後、1949年にジュネーブへ移り、Vidoudez(ヴィドゥデ)工房に勤務します。
1971年まで同工房で製作に携わり、この時期の作品には、ボタンに特徴的な大きな第二カラー(セカンドカラー)が見られます。
1971年に故郷ミルクールへ戻ると、ミルクール弓製作学校の教授に就任し、1979年まで後進の育成に尽力しました。
1970年代には、後に活躍する多くのフランス弓製作家を指導し、現代フランス弓製作の発展に大きく貢献しています。
ベルナール・ウシャールの弓は、精密な製作と優れた演奏性で高く評価されており、演奏家のみならず、多くの現代フランス弓製作家からも尊敬を集めています。
※本ページの解説文は、呂元富著『FRENCH BOW MAKERS』の内容を参考にし、一部を翻訳・編集して掲載しています。原文の著作権は著者および出版社に帰属します。

