

【Charles Claude Husson /シャルル・クロード・ウッソン】
[1846 Mirecourt – c.1915 Paris]
かつてVuillaume[ヴィヨーム]に勤務していた、ウッソン家で最も 有名な弓職人。
父親のClaude Charles Nicolas Husson[クロード・シャルル・ニコラ・ウッソン]の息子であるシャルル・クロード・ウッソン は、1846年にミルクールで生まれました。彼は父の工房 で、義理の弟であるJoseph Arthur Vigneron[ジョゼフ・アルテュール・ヴィネロン]とJoseph Alfred Lamy[ジョゼフ・アルフレッド・ラミー]と共に数年間 修行を積みました。1873年頃、パリのVuillaume[ヴィヨーム]工房 で働くために旅立ちました。この偉大な巨匠が1875年に亡くなる と、彼はFrancois Nicolas Voirin[フランソワ・ニコラ・ ヴォワラン]工房で短期間、そしてGand & Bernardel freres[ガン& ベルナルデル兄弟工房]で約16年間働いた後、パリに自身の工房 を設立しました。彼の作風はヴォワラン工房の影響を強く受けて います。彼の作品の優雅なスタイルと優れた品質は、 ヴィネロンやラミーの作品にも匹敵し、多くの演奏家から高く 評価されています。
※本ページの解説文は、呂元富著『FRENCH BOW MAKERS』の内容を参考にし、一部を翻訳・編集して掲載しています。原文の著作権は著者および出版社に帰属します。