

【Hippolyte Camille Lamy /イポリット・カミーユ・ラミー】
[1875 Château-Thierry-1942 Paris]
Georges Leon Lamy[ジョルジュ・レオン・ラミー]の兄であり、父親であるJoseph Alfred Lamy[ジョゼフ・アルフレッド・ ラミー]の息子であるイポリット・カミーユは、父に師事し、 後に父の助手となった。1919年に父が亡くなった後、工房を 引き継いだ。彼の作風は父と非常に似ており、常に同じ刻印を 刻んでいた。1930年頃に視力が衰えたため、後期には弓の 製作はより粗削りになった。
イポリットの弓は父親の弓ほど女性的で繊細ではありません が、父親の評価に準ずるものとされ、その優れた演奏性により、彼の弓はプロの間で非常に人気 があります。
※本ページの解説文は、呂元富著『FRENCH BOW MAKERS』の内容を参考にし、一部を翻訳・編集して掲載しています。原文の著作権は著者および出版社に帰属します。