Marcel Charles Lapierre [circa1950]

【Marcel Charles Lapierre / マルセル・シャルル・ラピエール】
[1907 Mirecourt – 1979 Mirecourt]

フランス・ミルクールを拠点に活躍した弓製作家、マルセル・シャルル・ラピエールの作品。
本作は1950年頃に製作された、彼の充実期にあたる一本です。

J.T.Lをはじめ、フランソワ・ロッテ、E.A.ウーシャといった名工のもとで研鑽を積み、戦後はジュネーヴのヴィドゥデ工房を経て独立。フランス弓の正統的な系譜を体現する作家として知られています。

本弓にはGuillaume(ギヨーム)の鑑定書が付属しており、
また、スティックにはパリの名門ディーラー、Roger et Max Millant商会の刻印が確認でき、同商会のために製作・供給された背景を持つ一本です。

フロッグおよびボタンは後年にゴールド&エボニー仕様へと仕立て直されています。

ラピエールの中でも特に評価の高い時代の一本として、
演奏用・コレクション双方におすすめできる弓です。

※本ページの解説文は、呂元富著『FRENCH BOW MAKERS』の内容を参考にし、一部を翻訳・編集して掲載しています。原文の著作権は著者および出版社に帰属します。